新潟TS



新潟TSネット:はじまり物語

新潟TSネット@竹田

はじまりは、いつも一人の思いから

♪はじまりは、いつも雨♪という歌があった様な・・・

この歌になぞると・・・♪はじまりは、いつも一人の思いから♪ということになるでしょうか?新潟トラブルシューター・ネットワーク(新潟TSネット)も、やはり当事者の、家族の、支援者の、ひとり一人の、”思い”から始まりました。

 

トラブルに巻き込まれるべくして巻き込まれる当事者・戸惑う家族・心折れる支援者

あわや深夜の拉致監禁事件に発展しかねなかった知的障がい十代女性のSNS投稿事件、ストレス解消方法がわからず痴漢行為で逮捕され他県の福祉施設へ送られた上での再犯事案、避妊が身に付かず妊娠を繰り返す知的障がいカップルをめぐる当事者・家族・支援者の葛藤、???の中でトラブルに巻き込まれてしまう当事者・戸惑う家族・心折れる支援者、こうしたそれぞれ一人ひとりの悩み・葛藤の中での、いたたまれぬ気持ち・思いが、「トラブルシューター養成研修」という活動に、出会うのが必然の如く吸い寄せられるべくして吸い寄せられたのかもしれません。各地と同じく新潟もまたそうだったのです。

 

一人では何も変えられない。

でも、一人で「思っているだけ」では、何も始まらない、変わらない。「でも、私一人で何が出来る?」そう、一人では何も変えられない。

 

仲間を求めたのは必然、そして出会った求めていた情報

だから、仲間を求めたのでしょう。まずは、同じ志を持ってくれそうな友人・知人にその”思い”を話してみる事から。なんの事はない。その”思い”を抱いたのは一人では無かった。同じ思いを持って悶々としていた仲間があちこちに散在していた。それはどこの地域でも、きっとそうだったのでしょう。だから「知的障がい・発達障がいのある人のためのトラブルシューター養成セミナー基礎コース~障がいのある人と社会をつなぐ新たな人材育成に向けて~」という研修会の開催に「待ってました!」とばかり引き寄せられた!それは、きっと必然だったのではないでしょうか?その一人ではない仲間の思いが、求めていた情報を引き寄せ、セミナーの開催という行動(アクション)に一歩踏み出す事が出来たのでしょう。

 

集った仲間は多種多様!セミナーを一度開催しただけで解決するほど問題は単純ではない

セミナーに集い・学び・出会った地域に散在していた有志、それは障がい福祉関係者だけではなかった。親・家族・親族、教員、教育関係者、弁護士、司法関係者、消費者センター、各種NPO、刑務所、鑑別所、行政、悲しいかな、むしろ障がい福祉関係者は少数だった。同じ思いの有志は多分野に沢山存在している!だとすれば、多種多様な同じ思いの有志が繋がるテーブルが必要。しかも、セミナーを一度開催しただけで解決するほど問題は単純ではない。県内の他の地域(新発田市、村上市、上越市)でもセミナーを開催しよう。その為には実行委員会がいるよね。ネットワークの形成も至極必然な流れだったのかもしれない。

こうして新潟TSネットワークは生まれた。新潟TSはじまり物語になってました?