小川 真紀
TSの始まりは、堀江先生と私の出会いからでした。
今をさかのぼること10年前、2010年1月に私が所属する名古屋市発達障害者支援センター主催の講演会に堀江先生を講師としてお願いしたところから始まります。
何とその時の講演会のサブタイトルは「自分で守る みんなで守る」でした。チラシには「暮らしの中で巻き込まれやすいトラブルを知りその対処方法やネットワークづくりについて考えます。」と案内文がありました。まさに「TSネット」の話をしていたのです。
このご縁もあって、私は東京で開かれるPandA-Jの濃厚ゼミなどにせっせと通うようになりました。
そして、2013年3月のトラブルシューター養成セミナーを横浜に続いて、2番目に開催することになりました。翌年の7月にはアドバンスコースを地元の講師陣で開きました。
最近では、2018年1月にはSOTSEC-IDの講習会には堀江先生と安藤久美子先生に来ていただきました。
セミナーの開催後にはネットワークを確実なものにするために、懇親会を必ず行うようにしてきました。(この手法は、ぱんだから学びました)
以前から堀江先生ともつながりのあった、高森裕司弁護士と愛知県医療療育総合センターの吉川徹先生というお二人は愛知のTSネットを作っていく上で大きい存在です。
年1回のセミナーだけでは2016年3月から隔月で、勉強会を開いています。個別のケース検討や情報交換をしています。メンバーは医師、弁護士、児相・矯正施設・地域瀬克定着支援センター・障害者虐待相談センター・児童自立支援施設・発達障害者支援センターなどの職員です。
「組織としての連携」と「個人としてのつながり」の両輪で、トラブルシューターのネットワークが確実なものになっていくように思います。